メニュー 閉じる

人はここまで痩せられる!~160㎝39㎏BMI15まで痩せた時の体調の変化~

「痩せすぎたらどんなことが起こるの?」

「痩せたらいいことしかないんでしょ?」

わたしは、基本的にやせ形で、子どもの時は成長曲線の下限ギリギリ、大人になってからもずっと適正体重以下の体型です。

そんなわたしでも、「さすがにやばかったな」と思うのが、この記事の題名にも書いた「身長160㎝体重39㎏BMI15」のときでした。

このときには、身体的な不調もさることながら、メンタル面での不調も多く、大変つらい経験となりました。

今回は、そのときに起きた不調の数々を紹介していきます。

目次

痩せたいと思っている人へ

「体重40㎏を切る!」って、ダイエットの目標としてわりとありがちな気がします。

しかし、体重40㎏というのは、身長140㎝台の人でも、痩せすぎといわれる体重です。もちろん、世の中にはこれくらいの体重でも元気に過ごされている方はいるのでしょう。

しかし、わたしのように人生の大半をやせ形で過ごしていて、「痩せている状態」に慣れている場合でも、これからお話しするような不調が出ます。

わたしから言わせれば、極端な痩せは命を削っていると言えます。

ダイエットを考えている方が、今回の記事を読むのであれば、あなたのダイエットについて、その目的をよく考えて、本当に正しい選択なのか、よく検討してくださいね!

 

身体的な不調

①常に吐き気

吐き気のせいでより食べられない、より痩せる、というスパイラルに落ちていました。ダイエットで痩せた方というよりは、胃腸が弱い方に多いと思います。

 

②胃腸が食べ物を受け付けなくなる

少し刺激のあるものを食べると激しい腹痛に襲われるようになります。「これを食べても大丈夫かな?」と常に不安になり、食べられなくなり、さらに痩せていきます。

 

③生理が来ないor不正出血が止まらない

わたしの場合、42㎏を切った辺りから生理があまり来なくなりました。39㎏台の頃には、逆にずーっと出血するようになり、婦人科にかかるようになりました。

 

④生理が来ると貧血、低血圧で目も開けられない

低体重の身に生理はとんでもない負担です。たまの生理のときは、痛みよりも貧血や低血圧によるめまいや立ちくらみ、吐き気、頭痛などが頻発します。

 

⑤口内炎、口角炎がいくつもできるし、治らない

口内炎、口角炎がないときの方が珍しくなります。口のなかが常にただれているので、さらに食事が億劫になります。

 

⑥肌の乾燥、たるみが目立つ

全身の肌がカサカサで、余ったかわがたるみます。全身から粉が吹いて恥ずかしいです。

 

⑦爪が割れやすくなる、爪がでこぼこになる

爪がすぐに割れたり、二枚爪になったりということが頻発し、爪を伸ばすのは難しくなります。そして、爪切りで切っても割れたりします。「お手入れサボったら筋ができちゃった」とかいうレベルじゃなく、爪の表面がボコボコに変形し始めたら治るまで最低半年コースです。

 

⑧イボが大量にできる

両手に大量のイボができました。皮膚科に通って液体窒素の治療を受けましたよ。痛すぎて失神しました。痩せすぎると迷走神経反射も起きやすくなるので、この時期は注射などでも気を失ってましたね。

 

⑨関節が痛い、同じ姿勢を取り続けられない

肘、膝、手首辺りが痛みます。あと、座っているとお尻も痛いです。

 

⑩少し動くだけで息切れ、動悸

息切れ・動悸に関しては、運動不足かな?とか思って運動してさらに追い込むパターンがあります。わたしも、体力作りのために運動していましたが、今なら「その前に食え!」って言いますね。

 

メンタル面での不調

①身体的に辛すぎて生きている意味がわからなくなる

あとから思い返すと、「痩せすぎで辛かったのか」と分かるのですが、当時は痩せすぎただけでここまでの不調があると思ってないので、「こんなに辛いなら、、、」とか思いがちでした。

 

②仕事を辞めたくなる、仕事に行けなくなる

「体調が悪くて仕事に行けない」が続くと、「仕事に行ったら迷惑なのでは?」となり、「仕事、行きたくないな、辞めたいな」になっていました。

 

③希望が持てなくなる

まだ20代なのに、こんなに辛いなら歳を取ったらどうなるんだろう?と思っていました。

 

④眠れなくなる

なぜかは分かりませんが、眠りが浅かったです。

 

⑤少し回復した時に、仕事を詰め込みすぎる

少し体調が良いと、「不調の時の分まで頑張らないと!」と仕事を詰め込み、また体調不良に、、、の悪循環を繰り返しました。(これについては今も治っていません。)

 

⑥イライラして人に当たる

主に彼女への当たりが強くなりました。基本的には無視するか言いがかりをつけるか、でした。

 

⑦落ち込みやすくなる

体力の切れ目は気力の切れ目です。体力が落ちれば落ち込むのも早くなります。

いかがでしたか?ここまで痩せたときに、よかったことは、実はひとつもありませんでした。

もちろん、見た目が痩せすぎて気持ち悪いですし、服も既製品のほとんどはブカブカでしたし、肌がカサカサな上に「たるみ」がすごいので、化粧のりも悪いですし、見た目も全然魅力的ではなかったです。

どこまで痩せるか、見極めは体調が整っているのか?を基準にしましょうね。

<おすすめの記事>

本気のデブ活を半年続けて効果を感じた行動3つ~痩せすぎから脱却するためには~

痩せすぎて困ったこと6つ~痩せることは健康なことなのか考える~