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レズビアンカップルとして、顔合わせの準備でやっておいてよかったこと【LGBTカップル】

「LGBTカップルならではの顔合わせの準備を知りたい」

「LGBTカップルの顔合わせと異性カップルの顔合わせってなにか違うの?」

わたしたちは、同棲3年目の女性同士のカップルです。すでに、家族への挨拶やパートナーシップ契約書を公正証書にて取り交わしているので、事実婚状態とも言えます。(いずれにせよ、公的にはなにも保証されていない関係になります。)

数年前からそれぞれの家族との交流を持つようになり、今年に入ってからは、お互いの両親を呼んでの顔合わせもしました。

準備をしているときに、同性カップルが顔合わせをするときの情報が少なく苦労しました。

そのことを踏まえ、今回は、改めて考えると「あれは女性同士のカップルならではだったなぁ」と思った顔合わせの準備や配慮を紹介します。

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目次

異性カップルの顔合わせと違うところ

異性カップルの顔合わせ

一般的な異性カップルが結婚する前に行う両家顔合わせのなかには、以下のような役割があると言われています。

  1. 両家の親睦を深める
  2. 結納品の御披露目
  3. 結婚記念品(結婚指輪)の交換や御披露目
  4. 結婚式など入籍までのスケジュール確認

とはいえ、現在は、異性カップルでも結納や結婚式をしないことも珍しくなく、顔合わせへ求める意味合いも多様化しています。

 

女性同士のカップルの場合

わたしたちのような女性同士のカップルの場合は、結納は行わないと思いますので、「2.結納品の御披露目」は不要な場合が多いと思います。

しかし、養子縁組などの制度を利用して入籍を行うなどの事情がある場合には、結納という形で家族同士の儀式を行うなど、柔軟に対応することも可能です。

また、結婚式など表だった予定がなければ、スケジュールの確認も不要と判断できますし、指輪などの記念品がなければ、こちらも不要です。

以上のように、女性同士のカップルの場合には、「家族度絵師の親睦」以外の役割が不要となりやすく、「家族同士の親睦を深める」という意味合いが強くなりがちです。

 

わたしたちが顔合わせをした理由

ここまで、一般的な話として、顔合わせという行事に求められている役割についてまとめてきました。

ここまで考えた上で、わたしたちがどういう意図をもって顔合わせをしたのかは、以前の記事「【LGBTカップル】両家顔合わせって必要?~わたしたちが顔合わせをした理由3つ~」にて詳細に記事にしていますので、ここでは、ざっくりと箇条書きで紹介します。

  • お互いの家族が相手の家族のことを気にしていたから
  • 公正証書に書いていることを家族に知ってもらうことで、契約書の内容について実行しやすくなるから
  • 今後の家族計画に賛同を得やすい環境を作るには、お互いの人となりを知ってもらっていた方が得だと考えたから

 

わたしたちが準備したこと

さて、顔合わせをするとなってわたしたちが準備したことはいろいろありましたが、そのなかでも「これは!女性同士ならではだ!」と思ったものを紹介します。

※準備については、こちらの記事もおすすめです「実際に顔合わせでやってよかったこと~事前準備と事後対応でも気を遣う~【LGBTカップル】

①日本で、同性カップルがどう扱われているか把握しておく

わたしたちの家族は、LGBTQの当事者ではありませんので、日本で同性カップルがどのように扱われているかをあまり知りません。

そのため、もしかするとわたしたちが「結婚できる」と思っている家族がいる可能性も少なくなかったので、念のため、わたしたちがどんなことをできて、どんなことができないのか、調べ直しました。

逆に、少し詳しい家族からパートナーシップ宣誓制度や養子縁組などをすすめられる可能性もありましたので、その場合のメリット・デメリット、わたしたちの立場をふたりの共通認識として持つようにしていました。

家族の前での発言は、これからの夫婦間系や義家族関係に響くこともありますので、まずは、ふたりの気持ちと展望を一致させ、それ以外の質問には曖昧な態度(例えば「これから考えます」と答える など)を取るように決めていました。

 

②わたしたちに家族として協力して欲しいことをまとめる

一番始めにも書いた通り、わたしたちの関係は公的にはなにも保証されていない、赤の他人です。

公正証書でのパートナーシップ契約書も作成していますが、現段階では、こちらの効力も未知数です。

さまざまな場面で、家族同然として扱ってもらうためには、家族からの協力が必要になる可能性もあります。

そのため、具体的な事例を考えて、「こういうときはこうして欲しい」というお話しをいくつか考えて行きました。

さいごに

現代においては、「結納をしない」「結婚式をしない」という選択はすべてのカップルにとって当たり前になってきています。それに伴い、顔合わせに求める意味合いも、カップルによって変わっていて当たり前だと思います。

今回の内容が、顔合わせに悩むカップルの参考になっていれば嬉しいです。