わたしは女性なのですが、パートナーが女性のため、世間で言うレズビアンカップルにあたります。
そんなわたしが常々思い考えていることのひとつに
「他者と話すときにパートナーをなんと呼ぶか」
という問題があります。
一般的な異性同士の夫婦の場合では、
「嫁」「奥さん」「家内」「女房」「妻」
この辺りがよく聞かれますが、わたしのパートナーをこれらの言葉で表現するのは、すこし違和感があります。
以下にそれぞれに対する違和感の理由をまとめます。
目次
「嫁」は下に見た表現
「俺の嫁は~」
「こないだ嫁さんが~」
っていう感じで話している芸能人って結構多い気がしますし、カップルYouTuberでも「彼女を嫁と呼んでみたらどんな反応する?!」なんて企画をたまにみませんか?
しかし、嫁というのは本来、「自分の息子の結婚相手」を示す言葉ですので、配偶者を指す言葉としての意味はありません。
また、目上の人から与えられる役割を示す言葉とも捉えられるので、「嫁」とは目下の人を指す言葉でもあります。
となると、わたしのパートナーを指す言葉としてはちょっと、、、、、
まず、「嫁いできてはない!!」という時点でも、適切でない表現だなぁ、と思ってしまいます。
「奥さん」は奥にいる人という意味
奥さんについては、家の奥にいる人を指していた言葉です。
わたしのパートナーは、外で働いていて、我が家の稼ぎ頭です。
奥さん、ではないですねぇ。
「家内」は家の内の人という意味
こちらも、奥さんと同じ理由で違いますね。
「女房」は使用人という意味
たま~に、「女房」って呼んでる人もいますが、これは使用人を呼ぶ言葉だそうです。
わたしのパートナーは使用人でもないです。
「妻」が最適な様子
もともと「妻」と「夫」はどちらも「つま」と読む漢字だったそうです。
どちらも「配偶者」という意味のため、対等な関係を示せていると思われます。
しかし、妻という漢字の意味は「主となるものに添えたり、あしらったりするもの」という意味があります。
例えば、「刺身のつま」というときの「つま」を漢字で書くと「妻」となります。
わたしは、パートナーのことをそんな扱いできません。
パートナー呼びは語感が長い
いままでのことを考えると、「パートナー」が一番いい気がします。
しかし、パートナーって語感が長すぎませんか?
長府が2つも入っているので、話しているなかで何度も口にするのは少し口が難しい。
他の呼び方と比べると、話のテンポも掴みにくい気がします。
ダーリン、ハニーは他者向けじゃない気がする
「ダーリン」や「ハニー」などの呼び方も考えられますが、
これらはパートナー本人への呼び掛けに使うものな気がします。
ぴっぴは最強だけど
最近よく聞く「ぴっぴ」呼びは、完全に語感だけでできた言葉のようで、老若男女の差もなく、今のところ最強の呼び名です。
しかし、「友達以上恋人未満の関係」や「仲の良い友達」「好きな人」など、多様な関係を指す言葉なので、中途半端な付き合いの他者(あまり話さない同僚とか)との話で使うと要らぬ誤解を産む可能性があります。
また、わたしの職場の場合は、40代以上の方が多いので、そういう場所では誤解を生む可能性の方が高いです。。。
結局「彼女」呼びしてしまう
ここまで、いろいろな呼び方について考えてみましたが、ネックとなる点が払拭できず、「彼女」呼びを続けてしまっています。彼女は、「あの女」という意味ですね。なんとも、他人行儀な話です。
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