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仕事が原因でメンタルを病んだ時の職場からの逃げ方の話

このページにたどり着いた方の多くは、今現在メンタルの不調を抱えていて、「会社に行きたくない」とか「退職・休職したい」と考えているのではないでしょうか?

今回は、実際にメンタルの不調を抱えながらも、何とか社会人として会社に通い続けている私の実体験をお話しします。結構ひどい逃げ方をしていますが「こんな逃げ方でもなんとかなるのか」と安心していただく材料の1つになればと思います。

目次

私の仕事

私の仕事について軽く触れておきます。

私は、新卒入社以降、同一の企業に勤めており、その概要は

・介護医療系

・全社員数は数万人規模

・業績良好

・有給消化率良好

・平均残業時間 20時間/月

割とホワイト企業の部類なのかと思いますが、私はなぜ休職することになってしまったのでしょうか。

うつ状態で休職したときの状態

現在は、内勤事務職ですが、休職した時は介護事業所で介護員として勤務していました。

その時の私は、

・新卒入社2年目

・介護資格なし

・介護技能はもちろん、介護の知識もほぼ皆無

私は、事務職として入社していましたので介護の勉強をしていたり、資格を持っていたわけではありませんでした。

会社の研修フローとして入社直後から介護施設に配属されてはいましたが、入社時の説明では、現場のスタッフとして配置されるとのことだったために了承した形でした。

にもかかわらず、2年目の春から私の肩書は、

『施設管理者』

介護経験・知識も何もないなかで突然の管理職抜擢。喜ぶ方もいるのかもしれませんが、私としては、納得できる人事ではありませんでした。

介護の世界は、職員の年齢層が高く、新卒2年目二十歳そこそこの無資格小娘のいうことなんて、だれも聞いてくれません。その割に、休日には「困ったからいまから来て」と言われることも多く、業務も山積みの中で、ストレスが蓄積していきました。

他にも、施設の成績やエリアマネージャーの対応等、ストレスとなる要因が多く、ひとりで抱えきれる状況ではありませんでした。

基本的に他者へ頼ることが苦手で、若く・無知な私は、ひたすら耐えるのが正解だと思って、1人遅くまで残って業務を行っていました。

社会を甘く見ていたといわれればそこまでですが、何とか希望に沿うゆるホワイト企業に入社できたと思っていた私は、管理者就任からの1か月ほどでメンタル不調を自覚し、3か月目に差し掛かる頃には、職場に行くことに強い抵抗感を感じていました。

このとき自覚していた症状は、突然の落涙です。休職直前には、出勤前・通勤中・帰宅後・休日と、職場以外の多くの時間は、ひたすら泣いていたと思います。

メンタル不調で休職した話

「もうこれ以上頑張れない」と思った私は、遠距離交際中だったパートナーの元へ逃げました。

パートナーはその日も、次の日も仕事でしたが、片道1時間以上かけて迎えに来てくれていました。

ここから1か月以上、その事業所がある地域には行くことができず、賃貸アパートの引き渡し等も全てパートナーが行ってくれました。

パートナーの元に転がり込んだ私は、まず、精神科の予約を取り、受診。

うつ状態の診断書を取得しました。

この受診の時に教えていただいたのですが、病名のつかない状態でも、うつ状態という診断書があれば、休職や退職が可能だということです。

さらにお医者さんに言われたのは、

「郵送でも、会社に提出すれば、診断書に記載された日から休めます。診断書を発行した記録はクリニックにも残ります」

つまり、会社に対して「休ませてください」と言いに行けなくとも、休職はできるということです。

現在、メンタル不調を自覚していて、休職・退職を考えている人は、まずは精神科か心療内科を受診し、診断書を取得することをおすすめします。

私の場合は、約1か月休職した後に、会社との面談を行い、その1か月後に内勤で復帰しました。

メンタル不調時の欠勤の仕方

ここまで読んでい頂いて、

「休職するほどではなくて、今日だけ休みたいんだけど」

という方は、欠勤しましょう。

「私がいなくなったら、仕事が回らないから欠勤なんてできないよ!」

と思われるかもしれませんが、そこそこ真面目に働いてきたのであれば、一日くらい突発欠勤しても大丈夫です。

欠勤の際に、電話でもメールでもいいので、上司に休む旨を伝えていれば、1~2日の欠勤で解雇等に追い込まれることはありません。

もし、1日欠勤してみたものの、メンタルの回復が見られなければ精神科や心療内科の受診を行い、診断書を取得しましょう。

精神科の診断書がある場合は、無断で連日の欠勤だったとしても、正当な欠勤と見なされることが多いですし、会社側は休職等を提案する必要があります。繰り返される欠勤を理由に退職勧告があったときにも、あなたを守ってくれることでしょう。