わたしは、女性として女性のパートナーと一緒に暮らしています。
つまり、同棲しているレズビアンカップルです。
彼女との同棲生活も3年目を迎えました。
そんなわたしの目線で、レズビアンカップルの同棲について、
「これは、女性同士ならでの悩みだな~」
と思う困り事を3つ挙げてみました。
これから同棲を検討しているレズビアンカップルのご参考になれば、と思います。
目次
同棲レズビアンカップルの困り事
①生理が被ると生活が滞る
年に何度か、生理が被ることがあります。
2人とも、生理中はイライラしているし、体調も良くないので、家事をすることができません。
洗濯物は溜まるし、掃除はしないし、料理もテイクアウトが多くなります。
結果的に、部屋のなかは荒れ放題。
また、お互いにぶつけようのないイライラを消化したくて、ケンカも多くなります。
そのため、生活全体が滞ってしまいがちです。
②生理用品がすぐなくなる
またまた生理の話題ですが、生理用品がすーぐなくなります。
わたしは、周期が長く、彼女が3周期目を迎えてる頃に1周期終わるかな~という状態なのですが、
前回の生理のときにたくさん用意したのに、もうない!なんてことも少なくありません。
生理は症状に個人差が大きいので、パートナーの分を考えて買い足しても量が足りなくなってしまうことが多くあります。
たくさんストックして置けるように、トイレの収納は大きめの物件にしたらよかったなぁと思います。
また、鎮痛剤の減りも早いです。
2人とも、どんな鎮痛剤でも効いてくれるタイプなので、いつも安くてたくさん入ったものを買っています。
③周囲からどう思われてるか気になる
これは、同棲初期の感情ですが、いつも一緒に行動しているので、
「ご近所さんや最寄りのスーパーの店員さんからはどうみられているんだろう?」
と気を揉むことがありました。
今では、家族や職場にまでオープンな関係なので、そこまで気にすることもないのですが、周囲には言いづらいと感じていた頃は、結構な問題でした。
また、周囲の目がさほど気にならなくなった後でも、昨年のコロナ自粛の時期なんかには、
「こんな社会情勢なのに、友達と2人で遊び歩いている!しかもお泊りまで?!けしからん!💢」
と思われてるんじゃないか、と気が気ではありませんでした。
心のなかで
『一緒に住んでるんです。。。日用品の買い出しなんです。。。』
とかなんとか言い訳しながら、小さくなって歩いていました。
でも、きっと、大抵の人は周囲の人たちのことなんて気にしていないんでしょうけどね。
それでも、慣れるまでは勝手に肩身が狭い思いをしてしまうことがたびたびありました。
実は、物件探しは困らなかった
同性パートナーとの同棲を開始しようとしている方の悩みでたびたび耳にするのが、
「物件が見つからない」とか「物件が見つかりにくいと聞いている」というお話。
この点について、わたしたちは、同性パートナーシップ宣誓制度を施行している自治体に住んでいるからか、物件探しの時も、
「女性同士でカップルさんなんですね~同棲いいですね~」
という感じで、差別や偏見を受けることもないですし、個人的な感情で嫌な顔をされたこともないです。
毎回、希望した物件で審査もすんなり通っています。
もちろん、単身者向けのアパートや、大家さんが個人のところなどは、普通の異性カップルやルームシェアでの申し込みでも断られる可能性が高いので、
・管理会社がついている物件
・二人入居可能な物件
という条件で部屋を探してはいますが、この条件については、同棲するどのカップルも変わらないと思います。
最近は、LGBTフレンドリーな物件なども注目を集めていて、そういう物件じゃないと入れないかもしれないとためらっている方もいると思いますが、まずは、不動産やオーナーさんに事情を話してみる、というのも大切な関わりなのかなぁと思います。
物件を探す際には、個人情報を開示する必要があるので、信頼できる仲介業者や不動産会社を探すことも、LGBTであるとか関係なく必要な行動だと思います。
差別的な扱いを受けることが心配な場合は、専門の方に仲介してもらって、LGBTフレンドリーな物件に絞っての物件探しも選択肢としてアリだとは思います。
いまは、当事者が立ち上げたLGBTフレンドリー物件だけを取り扱う不動産会社も出てきていますし、いろいろな可能性を検討してみてください。
レズビアンカップルとして2年以上同棲しましたが、今回は、困ったことを3つ挙げてみました。
生理に関する内容が被ってしまったのは、それほど困ったことはなく、結構絞り出したからです(笑)
何事もやってみなくてわからないことばかりなので、同棲してもようかな、と思っているみなさんも一歩踏み出していただけたら、と思います。
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