現代人の生活必需品である「スマホ」。私たちは、大手キャリアで契約していて、本体代と通信料でひと月に2万円近く支払いをしています。
格安SIMにすれば、安く抑えられることは知っていますが、私たちはあえて大手キャリアを選択しています。
目次
格安SIMとは
格安SIMを提供しているのは、MVNO(仮想移動体通信事業者)です。
大手キャリアから通信インフラを借りうけることで、MVNOは消費者に通信サービスを提供しています。
大手携帯キャリアよりも安い値段でインターネットや通話を利用できるサービスです。
格安SIMが安い理由
格安SIMが安い理由としては、
・MVNOは、大手キャリアから通信インフラを借りているため、ネットワーク設備の設置コストや管理コストが掛からない
・インターネット上での販売を主体としているので、店舗を持つことで発生するコストがかからない。
が挙げられます。
乗り換えない理由①「通信速度を妥協したくないから」
スマホは、毎日必ず触るものなので、できるだけストレスがなく使用できることが大切だと思っています。
しかし、格安SIMは、MVNOが大手キャリアから借りた通信インフラを使って、消費者にサービスを提供しているため、大手キャリアに比べ、通信速度が多くなりやすいことが指摘されています。
しかし、実際に使っている方の意見では、「そこまで気にならない」という人が多くいますので、検討から除外するまでの理由とは言えないでしょう。
乗り換えない理由②「音声通話ができない可能性がある」
格安SIMは、サービスを細分化し、細かくプランを分けている場合があります。
その場合、音声通話の利用が基本プランには入っておらず、音声通話をしたい場合には、オプションとして追加契約する必要があります。
現在は、通話アプリが一般的に利用されていますので、わざわざ契約しなくても日常生活ではほとんど困ることはないでしょう。
しかし、音声通話を契約しない場合、救急車や消防車を呼ばなくてはいけない、一刻を争う場面でも、音声通話が一切使えないことになります。
条件として音声通話も必須となると、格安SIMのメリットを十分に受け取れない可能性があります。
乗り換えない理由③「災害時に繋がりにくい」
大きな震災の時に、比較的震源地に近い場所にいたことが2回あり、いずれの時も地震直後から数日間の大規模な停電に見舞われました。
その際、大手キャリアの通信設備への電力の供給が不足していたそうで、ネットワーク通信や音声通話が繋がりにくくなりました。
体験した震災のうち1度は、職場で過ごしていたのですが、その時居合わせた同僚の中で私だけ誰とも被らない大手キャリアのスマホだったのですが、ダントツで長い時間、通信が繋がり続けていました。
災害時に通信インフラが機能しなくなる経過を体験した身としては、できるだけ長くスマホが使えるのは、やっぱり大手キャリアなんだな、と思いました。
現在はそのような格差がなくなくなっている可能性もありますが、自社(大手キャリア)のユーザーと他社( MVNO )のユーザーであれば、どちらにより良いサービスをするかを考えると、格安SIMへの乗り換えは。。。
また、大手キャリアは、災害時に「充電器の貸し出し」や「災害に遇った月のデータ通信は無制限で利用可能」等、災害時に迅速に対応いただけます。
さいごに
ここまで、格安SIMのデメリットばかり話してきましたが、乗り換えることで毎月の通信費用が半分以下になるというのは、とても魅力的です。
安さとデメリットをよく確認し、自分に最適なスマホを手に入れてください。