「同性カップルでペアリングを買うときに嫌な思いをしないかな?」
「LGBTのカップルがペアリングを買ったときの体験談を聞いてみたい」
わたしたちは、同棲3年目・交際歴は5年以上の女性同士のカップルです。すでに、家族への挨拶やパートナーシップ契約書を公正証書にて取り交わしているので、事実婚状態とも言えます。(いずれにせよ、公的にはなにも保証されていない関係になります。)
今回は、数年前にペアリングを買った時に、「ちょーっとそれは傷つくなぁ」と思ったジュエリーショップでの経験についてお話ししようと思います。
ちなみに、現在はデザインや接客の全てにおいて納得できたジュエリーショップで結婚指輪を購入したので、当時の悔しさ?辛さ?を供養する意味も込めてお話ししようと思います。※結婚指輪を購入したときに体験談はこちら
目次
ペアリング探し
複数日に分けて、いくつかのジュエリーショップを巡って、ペアリングを探しました。探しているときは、ショーケースの中を見て回った程度で、実際に商品を手に取って試着したり、販売員さんからの個別の接客を受けたりというところまでは行かず、「予算とデザインが希望に叶うものを」という条件で探していました。
結果として、あるブランドの指輪が希望に叶いそうだったので、そのブランドを取り扱っているジュエリーショップで指輪を買うことに決めて、来店しました。
一度目の入店
「今日買うぞ!」
という意気込みでそのジュエリーショップに入店すると、若い女性の販売員さんが対応してくれることになりました。
わたしたちが「ペアリングを探しているのですが、、、、」というと
「えーっと、どちらのですか?」
と聞かれました。
「二人ともなんですけど」
というと、
「そうなんですね!それぞれの彼氏さんはどんな感じの人なんですか?彼氏さんの希望とかも聞いて来ている感じですか?」
といわれてしまいました。
わたしたちとしては、『二人とも』と言った時に、わたしたちをカップルとして見てもらえないという可能性について全く想定していなかったので、「彼氏さんは」「彼氏さんは」と繰り返す販売員さんを前に、完全に固まってしまいました。
一応嘘を重ねて接客は受けたのですが、わたしたちの心が完全にシャッターを下ろしてしまって「わたしたちがカップルである」ということを伝えることもできず、その時にはペアリングを購入することなくお店を出てしまいました。
一度目入店の反省
一度目の入店時の反省点として
「わたしたちがカップルであることが完全に伝わらなかったのではないか?」
という点があげられました。
異性愛がスタンダードな世の中で『二人とも』という回答は、それぞれに異性パートナーがいると解釈されるのは不自然ではない、のかもしれないなぁ、、、、と反省し、改めて入店しました。
二度目の入店
反省点を生かして、二度目の入店。(前回の入店から10分未満)
次は、先程の方よりも少し先輩の女性の販売員さんが対応してくれました。
一度目の反省を生かして、はっきりと「わたしたちがカップルです」ということを伝えて接客をしてもらいました。
結果として、欲しかった商品を買うことができました。
とはいえ、この店舗での購入は少しモヤモヤしてしまう経験となってしまいました。
ペアリングを買うときの注意点
今回の経験から、ペアリングを買うときの注意点を考えてみました。
・覚悟してから行く
わたしたちとしては、覚悟して出向いたつもりだったのですが、相手からの反応で勝手に傷付いて心のシャッターを下ろしてしまいました。
もっと様々な可能性を考えて、心の準備をしてから店舗に出向いた方が良かったな、と思います。
・関係性をはっきりと伝える
今回の最大の失敗は、関係性をはっきりと明確に伝えていなかったことでした。勇気がいることではあるのですが、自分達と販売員さん、お互いのためにもカップルであることははっきりと伝えた方がよいと思います。
・「信頼できるショップ(販売員)か?」という観点も持つ
ペアリングは、2人の関係性を可視化できるツールです。そのため、特別な思いを持って購入する人がほとんどだと思います。
だからこそ、デザインや価格という観点以外にも「このショップ(販売員)から買っても後悔しないか?」という観点もある程度持ってペアリング探しをした方がいいのかな、と思います。
<おすすめの記事>